スポック博士の現代診断 ベンジャミン・スポック著 1969(?) なだいなだ訳 1970 紀伊國屋書店

スポック博士の現代診断 ベンジャミン・スポック著 1969(?) なだいなだ訳 1970 紀伊國屋書店

 なだいなだ訳というだけで買ってしまった。現代アメリカの良識を伺わせる本。当時の政治状況、アメリカの社会状況がよくわかる。過激ではなく、左翼でもなく、「良識」として、学生運動を支持し、戦争を批判し、体制の改革を訴える。こういう手法での発言は重要であり、今も求められている。良識のある日米の知識人よ、彼を見習いなさい。

 もう、著者は生きていないんだろうなあ。(生きていれば99歳!)彼は今のアメリカを見てどう思うんだろう。


Tue Oct 22 06:29:18 2002



⟨impressions⟩

I bought it just because it was Nada Inada. A book that shows the good sense of modern America. You can understand the political situation at that time and the social situation in the United States. He supports the student movement, criticizes the war, and appeals for reform of the system as "good sense", not radical or leftist. Remarks in this way are important and are still being sought after. Emulate him, sensible Japanese and American intellectuals.

I wonder if the author is no longer alive. (99 years old if alive!) What does he think of America today?


Tue Oct 22 06:29:18 2002




[出演者(プロフィール)]

ベンジャミン・スポック(Benjamin McLane Spock, 1903年5月2日 - 1998年3月15日)

アメリカの著名な小児科の医師で、ベトナム戦争に反対し平和運動家としても活動した。

1946年に出版された、赤ちゃんから子供の時期の育児について書かれた『スポック博士の育児書』(日本語訳は1966年)は、世界的ベストセラーの一つに数えられている。42か国語に翻訳されて世界中で5000万冊販売され、聖書の次に売れたとも言われている。母親への革新的なメッセージである「自分を信じてください。あなたは自分が考えるよりはるかに多くのことを知っているのです」は有名である。泣いても即座に抱き上げないという、厳しさと躾を重んじる子育てのやり方に反して、乳児とのスキンシップと愛情を示すことの重要性を説いた(ただし添い寝は否定している)。



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