VM
「Vision and Working hard」
キーワードのひとつです。もう一つは、「NAT1」という遺伝子です。
ノーベル賞を獲った山中氏ですが、研究は大変だったようです。苦しかった話はそれほど強調していませんが。それに加えて、ラッキーな部分もあったようです。
ビジョン
サンスクリット語では、これはヴィデヤーといった。このことばは、ギリシャ語のイデアと同じだ。ほら、プラトンの哲学で大切な意味をもっていた、あのイデアだよ。ラテン語にはウィデオーという動詞があるけれど、これはローマ人にとっては、ただの「見る」ということだった。(ヨースタイン・ゴルデル著『ソフィーの世界』P.197)
むかしは、私もビジョンをもっていました。それを改めて「ビジョンを持つのが大切だ」と言われると、「そういえば最近、ビジョンが霞んでるなあ」と思ってしまいました。
なくなってしまったわけではありません。そのビジョンを持つにいたったもの、ビジョンを目指す間、カッコに入れていたものを、改めて見つめ直しています。そうすると、私が培ってきたもの、積み重ねてきたものの基本(基盤)が不安定になっているというのが今の状況です。
このままでは、あらぬ方向に流れてしまいそうですが、それをかろうじて食い止めてくれているのも、やはり「ビジョン」のような気がします。
初心に帰って
山中さんは現在59歳、今年からまた研究生活に戻るそうです。10年以上研究生つから遠のいている、ということですが、頑張ってもらいたいものだと思います。
私ももう少し、頑張ってみます。