容疑者側SNS AI解析 新聞 2021/05/30

tejou「公開状態のデータのみを解析」するのだそうです。

まず、「容疑者」なので、何かの情報があるわけです。とりあえず、容疑者を決めます。容疑者を捕まえても、たぶん、組織の末端の人間ですよね。だから、とかげの尻尾切りにならないように、容疑者を捕まえる前に組織を把握しなくてはならないのでしょう。そこでSNSの登場です。何かしらの連絡を取るはずだからでしょう。「フォロー」や「友達」などの承認・登録先、コメントの返信相手などを調べるようです。匿名のアカウントはいくらでも取れますから(実名で登録する犯罪者はいない)、それだけではわからないでしょうね。だから、「令状」を取る。容疑者になっているんだから、令状はとれるでしょう。というか、令状をとらなければまともな捜査にはならないと思います。

そしてAIに解析させます。でも、AIがやることはアルゴリズムによる「関連付け」をするので、アルゴリズムが問題になるのですが、それはプログラマーの考えによって決まります。例えば、やり取りの片方がぞんざいな言葉遣いで、片方が丁寧な言葉づかいである、とか、1対多の関係とか、自分の所在地を書き込む側と書き込まない側、とか(わかんないけど)そんなことを数値化してアルゴリズムを作るのだと思います。

で、そのアルゴリズムは、今までは「刑事の感」とか言われていたもので、状況証拠にすらならないものです。それで逮捕状を請求することができません。たぶん、AIが出した答えも「状況証拠」にすらならないのなら、それはそれで一つの道具にすぎません。でも、AIが「Aが99%犯人」という答えを出したとき、それで逮捕状を請求することはないのでしょうか。つまり、裁判官もAIの結果を「証拠」とする可能性はないのでしょうか。

裁判官も「パソコン世代」の人がほとんどです。「コンピューターは間違えない」と思っている人も多いでしょう。

AIが「Aが99%犯人」と答えて、刑事の感が「いや可能性は何%かはわからないけどたぶんBが犯人」と思ったとして、上司はどちらを信用するでしょう。上司がエリートであればあるほど心配です。

また、そのアルゴリズムを使えば、特定の人を犯人に仕立てることが可能です。そのような「データ」を入力すればいいのです。アルゴリズムは公表されないでしょうから、反論することは難しいです。インプットがあって、ブラックボックス(アルゴリズム)があって、アウトプットがある、それは使い方次第なのです。

私は、不安です。突然、警察がやってきて「逮捕する!」、と言われかねない気がするのです。

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