コンタクト 1997 ロバート・ゼメキス監督

 前半は、地球外からの知的生命体からの信号を見つけるまでの主人公(ジョディー・フォスター)の苦労話が延々と続く。
後半は、信号の発見から、物質移転装置(らしき物)の完成までの話である。できあがった装置はテロリスト(らしき者)に破壊されてしまうが、実は同じ物が北海道の知床に(!)作ってある。それに乗って未知の世界に行くのだが、よくわからない。SFXも今時のものとしては目立たない。
カール・セーガンの原作を読めばわかるのかもしれないが、それでは映画が作品として完成していないことになる。
とりあえずもう一度見る気もない。
主人公は、天文学者であり、無神論者である。全人類の9割以上が信じている宗教を信じない者を人類の代表とするわけにはいかない、ということで、主人公は始め乗務員に選ばれない。私は神を信じない者であるが、確かに人類のほとんどは何らかの宗教を信じているのである。したがって、単に無神論と有神論、宗教と科学(宗教と理性?)等を対立させている限り、無神論は全人類的には間違っているのである。いわゆる科学的理性は負けるのである。
そこに近代的理性を乗り越える必要性があるのである。
(2000年記)

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