MP3で音を楽しむ本　わたなべ けんいち著 1999 フトバンクパブリッシング

⟨impressions⟩

It's a bit old, but you can get a good idea of MP3s. Recommended from beginners to some experienced people. I just wanted to know how to make MP3s from a CD, but I knew it was deep. I felt that the old musical spirit was boiling again.


Tue Oct 15 13:42:41 2002

パソコンを購入したものの,いま一つ物足りないというユーザーに,サウンドをとことん楽しむノウハウを紹介
MP3は,音楽データをパソコンで利用できるデータにするための規格である。初めてパソコンを購入して,インターネットやメールを使うようにはなったものの,それ以上何をしていいのかわからないというユーザーは多い。本書は,そうしたユーザーに向けて,コンピュータを使った「音」の楽しみ方を紹介している。

付録CD-ROMに収録されたソフトウェアやサンプルサウンドを使いながら,パソコンをラジオやテレビのように利用したり,MP3形式で音楽CDの曲をパソコンにダビングして再生させる。初心者だけでなく,長年コンピュータをビジネス用途だけに使っていた人も,パソコンをジュークボックスに変身させたり,簡単に音楽データベースを作るという体験には,ちょっとしたショックを感じるかもしれない。

サウンドにどこまでもこだわりたいユーザーは,ハードウエアやソフトウエアを充実させて,プロ並みのサウンドを実現することもできる。本書の後半は,音楽CDのデータをコンピュータにコピーする「リッピング」やデータをMP3形式に変換する「エンコード」,あるいは「グラフィック・イコライザー」を用いて音質を調整するポイントなど,しだいに専門的な内容に入っていく。

「録音に凝ってみよう」の章では,著者が自宅をスタジオと想定して,防音設備もプロ機材もなしで,プロのサウンドに挑戦したときの体験をベースに,高品質なサウンドをつくる具体的な作業方法が紹介され,サウンドの専門用語の説明や基礎知識も盛り込まれている。また,最終章では,インターネットを利用したサウンドハンティング,自作サウンドの公開,作品の販売方法に触れている。

1冊の中に相当量の情報が含まれるが,本文と予備情報をバランスよく構成してあるため読みやすい。"著者のムダ使いを他山の石に…"などのコラムも楽しい。あくまで「パソコン初心者」に向けて書かれた解説書ではあるが,サウンドマニアの要求にもこたえるふところの深い内容になっている。 (翻訳者 小田嶋 由美子)
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インターネットでサウンドをゲットしよう！

パソコンをサウンドマシンに変身させよう！　本書は、Windows Media PlayerやQuickTime 4、RealPlayer G2、RealJukeboxといったマルチメディアソフトを利用し、サウンドを楽しむ技やインターネットから最新のサウンドや情報をゲットする技を徹底的に解説。