売り渡される食の安全 山田正彦著  (角川新書)  2019/8/10

売り渡される食の安全 山田正彦著  (角川新書)   2019/8/10

「遺伝子組み換え食品の危険性」位は知っていたが、実際それが世界でどうなっているのか、日本政府がどのように対応しているのかがよくわかった。

皆さんも是非読んでください。毎日食べている食品がどうなっているのかを知ることができます。日本で農業を続けるヒントも書いてあります。でもとりあえずは、安全な食べ物を食べるために、消費者が声を上げなければなりません。健康のための、あるいは癌にならないためのハウツー本を読むより先に、自分が食べている食品に何が混ざっているのかを知りましょう。

私は、寺のお坊さんが、寺の敷地に除草剤を巻いているのを見て唖然としたことがあります。生きているものを薬で殺す、そんなのは仏教ではないと思いました。

ところが、発がん物質を国が奨励して販売しているのです。欧米ではもう禁止されているのに。

お子さんがアレルギーの人は多いと思います。20年前にはなかったことです。食生活を直さなければ、アレルギーもなくなりません。食の安全のために、私達消費者(そして生産者も)声を上げましょう。可能性はまだ残されています。



⟨impressions⟩

I knew “the danger of genetically modified foods”, but I really understood what it was like in the world and how the Japanese government was responding.

Please read it as well. You can find out what happens to the food you eat every day. It also gives tips on how to continue farming in Japan. But for the time being, consumers have to speak out to eat safe food. Find out what's in your food before you read how-to books for health or not getting cancer.

I have been stunned to see a temple monk rolling herbicide on the temple grounds. I thought it was not Buddhism that killed living things with drugs.

However, the government encourages and sells carcinogens. It's already banned in the West.

I think many children have allergies. That wasn't there 20 years ago. If you don't fix your eating habits, you will not lose allergies. Let us speak to consumers (and producers) for food safety. The possibilities still remain.




[出演者(プロフィール)]

山田 正彦:1942年、長崎県生まれ。弁護士。早稲田大学法学部卒。司法試験に合格後、故郷で牧場を開く。オイルショックにより牧場経営を終え、弁護士に専念。その後、衆議院議員に立候補し、4度目で当選。2010年6月、農林水産大臣に就任。2012年、民主党を離党し、反TPP・脱原発・消費増税凍結を公約に日本未来の党を結党。現在は、弁護士の業務に加え、TPPや種子法廃止の問題点を明らかにすべく現地調査を行い、また各地で講演を行っている。著書に『タネはどうなる』『アメリカも批准できないTPP協定の内容は、こうだった!』など。



私たちの暮らしや健康の礎である食の安心安全が脅かされている。日本の農業政策を見続けてきた著者が、種子法廃止の裏側にある政府、巨大企業の思惑を暴く。さらに、政権のやり方に黙っていられない、と立ち上がった地方のうねりも紹介する。




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