フーコー入門 中山元著 1996 ちくま新書

フーコー入門 中山元著 1996 ちくま新書

入門書といっても読みやすいとは言えない。内容が豊富であり、それを入門書風にするため、著者の解釈が混ざっている。一通り、フーコーを読んでから読むべきかもしれない。単行本となっていない後期のフーコーを知るための本としては貴重な存在。


Sat Jul 27 10:44:30 2002



⟨impressions⟩

Even though it is an introductory book, it is not easy to read. The content is abundant, and the author's interpretations are mixed to make it an introductory book. It may be necessary to read Foucault first. It is a valuable book for learning about Foucault in the latter half of the year, which is not a book.


Sat Jul 27 10:44:30 2002




「真理」「ヒューマニズム」「セクシュアリティ」といった様々の知の「権力」の鎖を解きはなち、「別の仕方」で考えることの可能性を提起した哲学者、フーコー。われわれの思考を規定する諸思想の枠組みを掘り起こす「考古学」においても、われわれという主体の根拠と条件を問う「系譜学」においても、フーコーが一貫して追求したのは「思考のエチカ」であった。変容しつつ持続するその歩みを明快に描きだす、新鮮な人門書。




[ ISBN-13 : 978-4480056719 ]


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