実録ドラマ 3つの取調室 ~埼玉愛犬家連続殺人事件~ 2020日 武藤淳演出

実録ドラマ 3つの取調室 ~埼玉愛犬家連続殺人事件~ 2020日 武藤淳演出
結局、謎を提示して終わり。後味が悪い。日本人は「3」が好きだ。私は仏教思想から来ていると思ったのだが、そうではないらしい。そうではないという話も、現代インドに根拠があるように思えるのだが。

ドキュメンタリーをドラマ風に仕上げるのはいつ頃からなんだろうか。私の記憶では『ウィークエンダー』辺りだろうか。最近はドキュメンタリーよりも小説のほうが面白い。結論がしっかりしているし、ドキュメンタリーより心に届くことが多い(『82年生まれ、キム・ジヨン チェ・ナムジュ著  斎藤真理子翻訳 筑摩書房 2018/12/10』)。ドキュメンタリーそのものだって事件のすべてが書かれているわけではない。写真が真実の一部を写し、かつ真実以上のものを表現しているように。

原作は読んでいない。しかし、本にする以上何らかの根拠が有ったはずだ。そしてそれをドラマにする以上、フジテレビはその裏付けをとっているはずである。それなら自信を持って問題提起をしてほしかった。裏取りもしないでドラマ化したのなら最悪である。そしてフィクションと明記すべきだ。水野美紀の名誉のためにも。



⟨impressions⟩

After all, I presented a mystery and ended. The aftertaste is bad. Japanese people like "3". I thought it came from Buddhist thought, but it doesn't seem to be the case. The story that this is not the case seems to be grounded in modern India.

When will the documentary be finished in a drama style? Is it around "Weekender" in my memory? Nowadays, novels are more interesting than documentaries. The conclusions are solid and often reach the heart rather than the documentary ("Kim Ji Young, born in 1982"). The documentary itself does not describe all of the cases. As a photograph shows a part of the truth and expresses more than the truth.

I haven't read the original. However, there must have been some basis for making a book. And as long as it is made into a drama, Fuji TV should support it. Then I wanted you to raise the issue with confidence. It would be the worst if it was made into a drama without any trade-in. And it should be specified as fiction. Also for the honor of Miki Mizuno.




[出演者(プロフィール)]

演出:武藤淳
プロデュース:森嶋正也 松田礼人 小板洋司
企画:安永英樹
原作:深笛義也 『罠』(サイゾー刊)
脚本:深沢正樹
音楽:遠藤浩二
<出演>
水野美紀:藤波詩織
内山理名:風間博子
内田朝陽:中岡洋介
岡田浩暉
八木将康
野添義弘
桜井聖
阿部薫
岩田和浩
横江泰宣
湯江タケユキ
宮川一朗太
鶴見辰吾:関根元

深笛/義也
1959年東京生まれ。横浜市内で育つ。
10代後半から20代後半まで、現地に居住するなどして、成田空港反対闘争を支援。
30代からライターになる。ノンフィクションも多数執筆している。
埼玉愛犬家殺人事件に関する記事は、『女性セブン』『新潮45』に発表した。



1984年、埼玉県で3人の男女が姿を消す事件が発生した。埼玉県警熊谷中央署の新人刑事・藤波詩織(水野美紀)らが捜査を進めると、行方不明となった3人がある共通の人物とトラブルになっていたことが判明する。その人物とは関根元(鶴見辰吾)。関根は「アフリカケンネル」というペットショップを経営し、外国犬の繁殖・販売を行っていたが、詐欺的な商法で多額の収入を得ているといううわさもあった。詩織らは徹底的に捜査を行ったが、失踪した3人の行方はつかめず、関根の犯行を裏付ける証拠もつかめないまま捜査は打ち切られてしまう。

そして時は過ぎ、1993年4月。関根に関わった人物が姿を消す事件が再び発生する。今回も事件を担当することになった詩織。行方不明となったのは、39歳の愛犬家の男性。関根との間で外国犬の利殖ビジネスを巡り金銭トラブルがあったという。詩織らは、関根と元妻の 風間博子(内山理名)、そしてブリーダー仲間の中岡洋介(内田朝陽)を徹底的に調べる。そうした中、関根の周辺では次々に行方不明者が―。 警察は中岡の自供から、関根と風間を逮捕。事件は解決したかに見えたが、関根と風間、そして中岡の供述が完全に食い違っていたのだ。誰が真実を語っているのか。事件の真相は―?




TVM
ミステリー
サスペンス
犯罪
日本 Color
2020/10/04 | 日曜日 | 20:00~22:09 | フジテレビ / 関西テレビ







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[ ISBN-13 : 978-4866250878 ]


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