テレビでは、凶悪犯罪や以上犯罪が連日報道され、日本の安全神話は崩壊したかのように言われているが、実際は凶悪犯罪や少年犯罪が増えているわけではないことをデータで正確に提示している。しかしながら、国民の間では相互監視が深まり、他者は犯罪者だとまず思わなければならないような風潮になっている。
そして、監視カメラをつけるのが当たり前になり、Nシステムで全国民の車の動きが記録されている。それらは、個人番号(国民総背番号制)と結びつき、巨体なビッグデータとなりつつある。
そのビックデータは、犯罪予防に使われるのではなく、私的企業のために提供される体制が整っている。
政府は、地域に残っていた共同体性を打ち砕き、個人(家庭)同士のつながりを打ち砕くことにほぼ成功しようとしている。
このあとに来るのは何か。それはファシズム以外の何物でもないように私は思う。
それも戦前のファシズムがなし得なかった、政府のみが個々の国民を把握し、監視し合うことによって、つながることができない国民を作る、そんな新しいファシズムである。
以下の本も参考にされたい。

グローバル化と監視警察国家への抵抗―戦時電子政府の検証と批判
小倉 利丸 (編集)

監視社会とプライバシー
小倉 利丸 (編集)
